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神経痛
ビリビリ、チクチクと痛む神経痛。椎間板ヘルニアによるものや帯状疱疹の後に残るもの、脳梗塞の後遺症によるものなど原因は様々です。ですが、共通して言えることは末梢神経への血流障害が起こっているということです。お風呂に入ったりして温まると症状が楽になることがあるかと思いますが、それは一時的に血流が促され末梢神経が栄養されたことによるものです(ただし湯冷めすると悪化するので注意が必要です)。正座をしていると足が痺れて痛くなり、やめると徐々に治ってくる、原理としてはこれのようなものです。なので痛む箇所に冷湿布などを貼っていても治りません。それどころか冷えることにより悪化してしまうことさえあります。東洋医学では傷寒(寒さに傷やぶられることが原因の病)、中風(風に中あたることが原因の病)と言い、冷やしたり風にあたったりすることは絶対してはならないことです。
治療では痛みのある部位や血流障害のある部位、冷えて固まってしまった筋肉などに刺激を加え血流を促していきます。血が流れてきて組織が栄養されると、筋肉が緩んできたり傷ついた細胞も修復されてきて次第に治癒へと向かっていきます。
しかしこの神経痛、しびれというのはだいたい慢性に経過しているので、ダメージも深くなっており回復に時間を要します。
さらに胃腸障害があったりするとそもそも血液に栄養が少ないので、そんな血をいくら流してもなかなか回復しません。遠回りに思えますが、このような場合は胃腸の調子を整えていくことが症状改善への確実な一歩へとなっていきます。
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